ある日ライフサポート相談室に電話をかけてきた、Sさん(30歳代の女性、失業中、就職に対して親からのプレッシャーを感じている・・)から「Iという相談室に電話して、体調が悪く眠れないし気分の落ち込みが激しくて・・・と話したら『あなたは病気だから病院に行ってください』と言われ、私の話をきいてくれないんです」と訴えてきました。
私のライフサポート相談室でのキーワードは“味方になりきる”なので「聴いてもらえなくて寂しかったね。こちらに電話してくれて、ありがとうございます。」と丁寧に応答します。そうするとSさんは、人間関係で会社を退職せざるを得なかった事、親から就職に対するプレッシャーがあって、ハローワークで職を探して履歴書を送るが面接で落ちてしまう事、などからさらに気分が落ち込んでしまっている。寝られないし食事も食べられない、相談する相手もいない・・・」などと止まることなく話し続けていて、話の最後にはSさんから「やっぱり病院に行った方がいいですかね・・」との話がありました。相談室では「話してくれてありがとう、また来週電話くださいね」と言って電話を切ります。
翌週Sさんから電話があり「心療内科に行ってきて、落ち着いてきました」と話してくださいました。
人は他人からのアドバイスだけ行動するにはハードルが高いと思われますが、自分自身から湧き起こるエネルギーが出てくれば、確実に行動する可能性が高まってくると思います。人の自己成長力を信じて、お話を聴かせていただく、“傾聴”の大切さを最認識出来た出来事となりました。
この傾聴の大切さをゲートキーパー養成講座で体験できますので、参加してみてはいかがですか?
ある相談室ではアドバイスだけで、私の話をきいてくれないんです・・
お疲れ様です。
39歳の独身女子です。一応会社(古本販売。主に、パソコン作業担当)に所属しています。
この記事、とてもわかりやすくて、自死遺族であり、産業カウンセラー養成講座修了者であり、精神疾患患者であり、ゲートキーパー養成講座修了者であるものとして、とても心に響きました。
久しぶりにホームページのぞかせていただきました。
投稿が増えていて嬉しかったです。
将来は、やはり新卒で働いていた前々職のマスコミ業界での自殺を予防したいと考えております。
できましたら、一度、相談に乗っていただきたいです。
季節の変わり目ですね。たいこばら様、否、ダイコハラ様はじめスタッフの皆さまもくれぐれもお身体ご自愛ください。
長文失礼いたしました。
リリー高橋様
こんばんは。
返信が遅くなって申し訳ありませんでした。
リリー高橋様も弊会のゲートキーパー講座に参加していただいて、【味方になりきるコミュニケーション】について、理解を深めてくださっていて、この役割をお仕事の中で広めようと考えているんですね。
嬉しいです。
様々な場所でゲートキーパー講座を開いておりますので、タイミングがあったらお越しください。