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昨日(2015年9月22日)の日経新聞に厚生労働省は自殺対策として「相談所を倍増する」との方向を紹介していました。これは素晴らしいことだと思いますし、小生も群馬県で6年間無料の電話や面接を受けるライフサポート相談室を担当していましますので、相談する先が増えることはありがたいと思います。

しかし、相談しようとしている方は「相談しようとしてもどこに電話したらいいかわからないし、相談する事が怖い・・」「どうせアドバイスされるだけで聴いてくれない・・」と思う方が少なくないと思います。さらに私たち日本人は【人に迷惑をかけてはいけない】などと子供のころから学んでいますので、「相談したいけど相手に迷惑となるかも」などと感じてしまい、一人で閉じこもってしまっている方が少なくないと思います。

このような環境の中では、地域や職場、家庭のなかでその人の変化に気づいて、声をかけてしっかりとお話をきいて、相談所につなげる役割を持つ人の存在が必要と思います。その役割を果たす事ができる人をゲートキーパーと呼んでいます。このゲートキーパーを増やすための活動が私たちが行っている【みんながゲートキーパープロジェクト】となります。10万人の街があったら10万人がゲートキーパーになったほうが、安心の街となるではないかと考えます。

そのために幣協会が養成してるゲートキーパーは

①日常の生活の中で、OKメッセージを贈る:名前を挨拶をセットにする

②気になる人がいたら、I(私・愛)メッセージを贈る:あなたを見ていて元気がないように思う。何か私にお手伝い出来ることがありますか?

③死にたいと言われたら、Heart(心・命)メッセージを贈る:「共感・感謝・約束」

・死にたいくらい辛いんですね

・私に話してくれてありがとう (傾聴&味方セッセージ)

・私はあなたが死んだら寂しい。

また来週この場所で会いましょう

などと、しっかりとコミュニケーションをとることで、気持ちが落ち込んでしまっている相手との信頼関係ができますので、「相談所に行ってみよう(電話してみよう)」という行動に移す可能性が高まってきます。

このような活動にあなたも参加してみませんか?

相談所につなぐための“みんながゲートキーパープロジェクト”

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